伝えた言葉をいつでも確認できる。それが「おぼえている手帳」です。
伝えた言葉をいつでも確認できる。それが「おぼえている手帳」です。
たとえば、ご自身の認知症の家族の人に声をかける。
「いつまでも元気で」
「病気や怪我の回復を○○神社にもお祈りしてきましたよ」
これらはとても優しい言葉です。
そしてその行為があったことをいつまでも本人が確認できたらすばらしいと思いませんか?
それを可能にするのが「おぼえている手帳」です。
まず右側に、できればご本人の直筆で、出来事を書いてもらう。
誰と会話をしたのか。そのときにどんな言葉をかけられたのかを書いておくのです。 書いておけば、いつでも「おぼえている手帳」を開いて読むことができます。
いつなのかもわかります。
たったこれだけのことです。ですが、その小さなことが、ご本人の安心になります。
認知症の人でなければ、記憶の保持はさほど難しいことではありません。
だから、言ったことはおぼえています。
しかし、認知症の人にはそれがむずかしいのです。
だから、「おぼえている手帳」を利用して、出来事を書いて欲しいのです。
是非やって欲しいと思います。