親御さんと離れてお住まいのみなさまへ
親御さんと離れてお住まいのみなさまへ
「おぼえている手帳」は、認知症の人でも記憶がもてる をコンセプトに開発した商品です。
そして実際に、記憶になくても、写真や直筆の文字を確認して自分の過去の経験を確認していただいているようです。
この前提になるのは、二人三脚です。すなわちご本人とそれを支えるご家族や介護施設のスタッフの方の協力です。
ご本人が出来事を自分で書く。思い出せなければ回りのかたが何があったのかを説明してあげる。それを聞き取って書いてもらう。
そして、出来事のさなかに、ご本人の写真を撮影します。プリントして写真用ポケットに入れるなり、貼るなりします。
この一連のプロセスを経て、おぼえている手帳はできあがります。
逆に言えば、お一人での利用はなかなかむずかしいと思います。
少なくても、認知症の人に対してその真価を発揮するのはほぼ不可能ではないかと思います。
「おぼえている手帳」をご購入いただいた方の中には、親御さんと離れて住んでいる方もいらっしゃるようです。そういうみなさんにおいては、是非とも一緒の時間を過ごすときに上記のことをやってみてください。
すなわち、認知症の方ご本人に文字を書いていただき、また写真を撮って一対にして保存するようにしてください。これを繰り返しましょう。そしてページをめくるごとに、過去の記録が出てくるようにすれば、「おぼえている手帳」は効果を発揮すると思います。どうぞよろしくお願いいたします。